阿部武史のブログ
2011.10.14
『受動』同士の戦い!
あべっちです。
とある相談。
営業マンさんが営業事務の方のお話をしていると・・・
ある交流会の後に議事進行の整理や報告をその営業事務さんにお願いしたところ、快く引き受けて頂いたそうなんです。
ところが、次の月はやってくれなくて、再度お願いすると「はい」と快く引き受けてくれたんです。
で、次の月は・・・
これもやってくれないので、またお願い・・・
その営業マンさんは、「言えばやってくれるんです。・・・。ですが・・・」
と、奥歯に物が挟まった感じ。
「できれば、言わなくてもやってほしいんですよね」とちょい不満。
「能動」にあたる主体性や自主性を求めているということなんです。
その反対が「受動」
この「受動」って「受身」とはちょっと違うんです。
「受身」は一方的に受けるだけ。
「受動」は「受けて動く」から受動。
だから、名刺交換の交流の場でも、どんどん名刺交換に行くのは「能動」
相手の出方を見てから動くのは「受動」
(もちろん、出方を見たまま動かない人もいます。こういう場合は「受身」を呼ばれてもしかたないかも・・・)
なぜこの説明をさせて頂いたかと言うと・・・
指示待ちで主体性が少ないように見える営業事務さんも「言ってくれたら動くけど、どうなんだろう・・・」と構えているときがあります。
これ「受動」。
ところが、営業マンさんも「主体性や自主性、いわゆる能動であってほしいなぁ」と構えているのです。
これも実は「受動」なんです。
あえて違いを上げるなら、その営業マンさんは、自分が営業事務の立場なら言われなくてもやれるタイプなんです。
だから、営業事務さんも「そうあるべきだ」と決めて、待っているんです。
ところが営業事務さんも実は、営業さんなら、的確に「指示」を出して、周りをうまくコントロールするはずだから「指示を出すだろう」と考えている
これは「受動」同士の戦いなのです!!
と、その営業マンさんに伝えてみて「どうですか?」とたずねたところ・・・
「あーーーーーーーーーーーーーーー。そうですわ。」と一言。
もともとコミュニケーションスキルの高い方なので、気づけば早い!!
「次から言いますわ」で、終わり(早っ!)
受動同士の戦い。以外にゴングがなっていることさえ気付かない人が多いもんです
(・´з`・)